第289号  28年9月号  清野 道義

 何時も「こまちの里」をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
 皆様におかれましては益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。秋が深くなるにつれ稲穂も徐々に色付き「あきたこまち」の収穫期が近づいてきました。あっという間に収穫の時期がすぐそこまで来てしまいましたが今は、だんだんと黄金色に色付いてくる稲穂を眺めながら来る収穫に向け期待に胸膨らませています。
 コンバインや乾燥機、籾摺り機など収穫に向けて機械整備をして万全の体制を整えて行きたいと思います。

 我が家の田んぼは、自宅から13キロ離れていて、毎日トラックで通っているのです。田んぼがそれだけ離れているので作業小屋も田んぼに建ててあり、そこに乾燥機や籾摺り機などすべての設備を設置してあります。田んぼのど真ん中にある小屋には電気が来ていないので発電機を設置してあり、すべての電気をそれで賄っています。

 毎年、収穫した籾を乾燥するにもこの発電機が無ければ仕事になりません。そのためにこの時期のメンテナンスには細心の注意をはらい、乾燥途中に発電機が故障しないように乾燥機が動いている間は常に気を配ります。それでも万が一にも乾燥途中に発電機が止まってもすぐに対処できるように、この時期は小屋に泊まり込んで万全を期しています。一ヶ月近く田んぼに単身赴任状態です。(夜だけですけど)
 田んぼに泊まり始めたころは、不気味で寂しい思いをしましたが、今では慣れてきて夜空を見上げて、しばらく観察する余裕も出てきました。小屋の周りには誰もいない漆黒の闇が広がっている中、夜空を見上げると、本当に心が洗われて行く気がします。
私にとって、稲刈りは収穫の喜びと心の洗濯をする大切な時間のような気がします。 この時期の星空は本当にきれいに見えます。皆様も星空を見上げて物思いに耽ってみてはいかがでしょうか。

 台風や集中豪雨の影響で土砂崩れの被害や洪水の被害など、各地で悲惨な爪痕を残しています。被害を受けた人たちへの早期の復旧を心より願っております。

 過ごしやすい季節となりましたが、夏にたまった疲れが出てきますので、お身体ご自愛下さいましてお過ごし下さいますよう祈っております。

今月の一句
黄金田や 原風景を 愛しめり