第233号  24年1月号  早津 一仁

 新年明けましておめでとうございます。
また新しい年の幕開けに心新たにしておりますが、今年も宜しくお願い申し上げます。「一年の計は元旦にあり…。」新しい目標の設定は出来ましたでしょうか?

 昨年の一年間の出来事を想い起こしたとき、それはかつて一度も
経験したことの無かった現象や事件は、心の奥底で一生忘れることが出来ないものと思います。巨大地震・超長雨や巨大台風の影響からの水害は、日本だけでなく世界中の各地で発生しました。天変地異とは思いたくありませんが、急激な文明の発達に異常気象という想定外の事変が起きてしまっているんだと思っています。

 何か物事を解決・改善するには、必ず財源が必要です。しかし、消費税を10%まで上げるという論議、東京電力が電気料を20%も上げる論議、民主党が掲げた事業仕分けで無駄を省くという象徴だった筈の「ダム建設中止」の一件も迷走する有様で、国は無い金も使い込んで、その穴埋めを国民の懐から吸い上げていく構図にしか見えません。
 このような状況の中で、果たしてTPPの貿易交渉にどのように対応していく考えなのか? どの局面においても、タイムリミットまで何も言わない論法や先延ばしの論法にしか見えず、いまだにメリット・デメリットの整理の仕方すら見えてこない「もやっと…」状態の中にいるようでなりません。

 日本の農業が、もしくは稲作りが衰退したらどうなるのかと思うことがあります。つい先日まで食糧自給率アップを声高々に叫んでいたのは、何だったのか? 瑞穂の国・日本のあるべき姿が何だったのかと、疑問に思ってしまいます。世の中が「安いものがベスト」という感覚で消費行動が決まってしまうんだったら、それこそ食糧生産のみならず、全ての製造業が狂ってしまうと思います。

 今年も例年どおりに「稲作り」がスタート出来る事を切に願うところです。冬本番のこの時期、広く情報収集に努めまして、春雪解けの頃をじっと待ちたい所です。そして今は「一歩ずつ」確実な歩みを続けたなら、その先には必ずや明るい兆しが見えてくるものと信じて、お正月の決意と致します。「ほんの少しでいいから、何かが前に進んでくれる。」ような、ちっちゃな出来事の積み重ねが大事なんだと、最近思い始めております。今年も変わらぬご愛顧の程、どうぞ宜しくお願い致します。 

今月の一句
平穏を 初日に願う 深々と