第254号  25年新米発送特別号  長井 一也

 日増しに秋の深まりを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 大潟村でも稲刈りが始まりました。今年も無事に実りの秋を向かえることができ、安堵の胸をなでおろしているところです。
 ただ、何事もなく秋を向かえられたわけではなく、今年の夏もさまざまな出来事がありました。夏の平均気温が上昇し、多くの観測地点で最高気温の記録が更新されました。大雨、小雨など極端な天候にも悩まされました。
 また、アベノミクス効果の副作用でしょうか、円安や原料価格の高騰等でさまざまなものが値上がりしました。10月からはジャムやドレッシング、牛乳、一部清酒も上がるようです。電気・ガスの値上げは深刻です。消費税率引き上げについての最終判断も行われます。
 加えて、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の年内妥結についての合意。関税が原則撤廃され、安い外国の物品やサービスが流れ込めば、日本の農業は打撃を受けると言われてます。農薬などの基準が緩い外国の食品が大量に輸入されれば、食の安全も低下しかねない不安もあります。
 そんな中、弊社の看板商品でもあり、秋田県の主力銘柄米『あきたこまち』が誕生して来年30周年を向かえます。あきたこまちは、コシヒカリと低温に強い奥羽292号を交配して開発された品種です。現在は他県でも作られておりますが、「本場秋田のあきたこまちが一番!」と言われるよう今年も丹精込めて栽培いたしました。特徴でもある『ふっくらモチモチ』感を今年もみなさまにお届けいたします。そして、おいしいと思っていただければ幸いです。
 澄み切った秋空のように、皆様のお気持ちが爽快でありますようお祈り申し上げます。秋が深まりゆく季節ですが、ご自愛ください。