第229号  23年9月号  長井 一彦

 何時いつも「こまちの里」をご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
 この度の、東日本大地震による被災された皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。震災後半年が経ちますが、未だに復興の兆しが進まないことにも、本当に慰めの言葉もございません。一日も早く、生まれ育った地にお戻り出来ますことを、家族皆様でお暮らし出来ますことを心よりお祈り致しております。

 この頃になりますと、いつも思い出されるのが、ふるさと新潟での大水害でございました。この壊滅的被害に呆然と立ち尽くす日々でございましたが、その都度、村に伝承されておりました神楽舞を皆で舞うことで全員協力、立ち直って行ったのでありました。そして9月6日の大祭で老若男女涙を流しながらの奉納の舞い、翌日は一軒一軒回っての五穀豊穣無病息災を祈り踊り続けたものでした。あれから40年経ちました。もう当時の年寄りはほとんどが亡くなられたと思っております。時代の流れとは言え、忘れる事は出来ない思い出であります。

 さて、ここ大潟村では9月に入りまして、澄み切った秋空の下、あきたこまちの穂が順調に黄金色を帯びてまいりました。下旬になりますと、刈り取りが始まる予定でございます。順調でございます。安全な美味しい「あきたこまち」を皆様にお届け出来る喜びを秋の空に願い、皆様のご健勝を心からお祈りし、刈り取りに向けて頑張って行きたいと思っております。

今月の一句
虫の音や 稔り来たぞと 鳴きにけり