第227号  23年7月号  早津 一仁

  色づく青葉にしとしとと露が流れる季節になりました。日本海からの爽やかにそよぐ潮風も心地良い暖かさになっております。日頃より大変お世話になっております事に心より感謝と礼を申し上げます。

 あれ程に雨続きだった4~5月の天候が嘘のように、田植えを終えた6月の空からは何も落ちてこない日が長らく続いていました。大豆の種を蒔いた人も中々芽が出ず、種を蒔きなおした人もたくさんいます。雨を待っていれずに用水路から水を流し込んだ方もいます。そうすると、確実に芽は出てきますが、比例するかのように草も一気に生えてしまいますので、その後の後始末が本当に大変になってしまいます。
 つい先日ようやく、例年より一週間遅れで梅雨入りしましたので、なんとか『恵みの雨』になってくれている事と思います。大きな台風の接近も心配なんですが、やっぱり太平洋側の被災地の一日も早い復興を願ってやみません。これからの高温と多湿の状態が決して良い状況を生むものではないでしょうが、諦めず頑張って頂けるようお祈りしています。

 私たちの農作業的には、この春先より色々と難儀したこともありましたが、今では「あきたこまち」・「こがねもち」とも元気を取戻して、日増しに青さを深めてくれています。今年もまた確実に農作業を進めていくことが出来る幸せを感じながら、大自然相手の私たちの天職に精魂込めて頑張って生きたいと思います。

 わが家の娘たちは、それぞれ高校3年と中学3年の夏を迎えております。小学校以来、二人ともバスケットボール・バレーボールと部活動に明け暮れて来ましたが、先日最後の総合体育大会を終えて、引退という一つの区切りを迎えました。父母の会の運営にも女房と努めてきましたが、大きな区切りとともに安堵感を感じている昨今であります。それぞれ、どのような進路決定をするのかは未定ですが、じっくり考えて結論を出せるよう、この夏休みは『ゆっくりした時間』を過ごして欲しい所です。

 いつもの年でしたら今頃は「わが家のツバメ達」の話題をお伝えしていましたが、今年は残念ながらまだやって来ていません。もしこのまま来ないのなら、天候や自然環境が大きく変化してしまっている事になりますね。庭先の木々たちの新しい葉っぱも本来の形をしていないのが見受けられます。何が影響しているのか原因究明は専門家に任せるとして、小さな変化に敏感に対応して行けるよう備えて行きたいと常に思う今日この頃であります。   

今月の一句
ふと母が 顕(た)ちくるそんな 青田かな