第253号  25年9月号  大川 史郎

 『記録的』…8月はこの言葉を頻繁に目にした月でした。日中温度、平均気温など観測、統計したところ史上最高を更新する記録的猛暑などと報道される一方、全国的に各所で記録的な豪雨になり甚大な被害をもたらしたなど、連日ニュースを目にしていたのを思い出します。ここ秋田の大館市も「経験したことのない大雨」と報道され甚大な被害があったようです。被害に遭われた各所の方々には心中御察し致します。
 こんな大雨による被害が後をたたないなか東京都では少雨対策による“人工降雨装置”なるものが12年ぶりに稼動したとも。都内は夕方から連日、ゲリラ豪雨に見舞われていたはずなのに、ダムなどの貯水場に降らなければ、水不足のままというなんとも言えない状況…なにかもう『不安定な大気による』という言葉では片付けられないやるせなさを感じます。
 そんな異常気象続きに落胆するも、田んぼで稲穂が少しずつ色付き始めるのを目にし、生命力の凄さにただただ感動し、そして癒されます。

 私事の話になりますが、7月の上旬頃に、体調を崩したのか高熱が数日間下がらないといった状態になってしまい、さすがに病院へ行くことに。点滴の抗生剤もいまいち効き目がなく、症状の変化も見られず、詳しく検査をしてみたところ入院することになりました。
 入院後、治療を続けるも変化がたいして変わらず、そもそもの原因もはっきり見えてこない状況…。数日後に医師から言われたのが「スティル病の可能性がある」とのことでした。
 簡潔にいうと、原因の分からない不明熱はこの病気の疑いがあるみたいです。そして、この病気のやっかいなところは病因が不明なところで(なんで病気に罹るのか未だ解明されてない)、ある日突然、発症するみたいです(病気の詳しい説明は割愛させていただきます)。
 そして、その病気に準ずる治療を行ってみたところ、熱もすっかり下がり、症状も回復しました。ただ、症状が回復してもすぐに退院という訳にもいかず、病気の再発を恐れてか安静にしていなくてはいけない日々が続き、退院の許可が出る頃には7月も終わろうとしていました。

 この度の入院中に痛感したのは、やはり身体が資本だなということでした。
 高熱にやられてしまっていたのか、食欲も体力もおち、安静を保っていると気分的にも滅入ってしまい、ボーッとした一日の繰り返し…。思うのは早く仕事に戻りたい、身体を動かしたい、そればかりでした。健康なときは、運動ならともかく、早く仕事がしたいなんて考えもしなかったのに(苦笑)。欲求、小さい不満、ストレス等はなくなることはないのでしょうが、今は仕事ができる状況、させてもらえる環境があるだけで、自分は“儲けもんだなぁ”と思えるようになってきました、全く…病気でもしないと思わないんだよなこんなこと(苦笑)。
 個人的な話が長々となってしまいましたが、今月もまだ残暑が厳しく思われ、猛暑続きの疲れた身体にはまだ酷な状況が続くと思われます。病み上がりの自分がいうのもなんですが、やはり健康が第一。ありきたりな言葉ですが…
 記録的だった今夏に溜まった疲れを秋の味覚で心身ともに回復させてやりたいです(苦笑)

今月の一句
金の穂や 一万町歩の 村ひかる