こまちの里だより 一覧

第105号  13年6月号 (大川 澄雄)

 拝啓  時折訪れる小雨に、「あきたこまち」の早苗も瑞く緑を増して参り
ました。本当に心地よい小雨、雨上がりには見渡す限りの早苗たちの
"囁き"が聞こえそうな、穏やかで静かな、くっきりとしたそんな大潟村の
風情。今が一番爽やかな季節でしょうか。

 今朝、田の見回りに車で回っていますと、道の傍に遊んでいるキジを何度か
見かけました。これも大潟村のもう一つの顔、まさに野鳥、小動物の楽園です。このおしゃれなキジ君、何時も同じ場所に番いでいます。車が近づくと傍の草原にメスを隠して…

第99号  12年12月号 (大川 澄雄)

 精一杯着飾っておりました草木も、すっかり葉を落とし
索漠とした景色が続いている秋田地方、いよいよ師走の頃となりました。

今年は暖冬なのでしょうか。何時も降り出す雪も、いまだ山々を白く染めることもございません。とは申しましても、もうじき白銀の世界に変貌することでありましょう。ただ冷たく寒い冬、でも本当は好きなのでしょうか。ついつい雪を待ってしまいます。北国にはやはり雪が似合います。温かい雪、優しい雪(?)であればと思っております。

 さて、私ども無い才能に鞭打って書い…

第94号  12年7月号 (大川 澄雄)

 爽やかな青田の季節となりました。大潟村14、000ヘクタール( 山手線がすっぽり入る広さです)の広大な稲田は、今まさに目に沁みる緑ひと色。穏やかな夏空 と合いまって遥かに続く様は、公害もない、からっとした東北そのものでございましょうか。この農村の原風景、皆様にも是非浸って頂けたらと思いつつ、息子と日々農作業に 勤しむこのごろでございます。

 さて、農作業を手伝う息子、史郎と申しますが、今こうして一緒に仕事が出来ますこ とを私ながらに、心より有り難く思っております。命の尊さをかみし…

第89号  12年2月号 (大川 澄雄)

 色々と心配されました2000年間題も恙なく安らかな年明けとなりました。 皆様におかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じ、衷心よりお喜び申し上げます。みちのく秋田、今白一色のはずでありますが、今年は雪が少なく、まるで南国のよ うに冬の柔らかい日差しが降り注いでいる、そんな穏やかな昨今でごぎいます。

 秋田“なまはげ”で有名な男鹿半島をご紹介したことがございますが、側を流れる 暖流のせいでしょうか自生の椿の北限地がございます。北国では、めったに自生して いるやぶ椿を見ることはご…