月号  平成13年2月1日 発行

メンバーより一言   
(長井一彦・ながいかずひこ)
       
 2001年、21世紀を迎えて、早いもので立春とは言うもののまだまだ厳しい日々が続きます。皆様方におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
 みちのく秋田では八郎潟の風物詩でもあります、ワカサギ釣りが日曜日ともなれば多くの家族運れで賑わいをみせております。その場で七輪を利用してフライにして食べている人を見ればうらやましく私などは寒さに弱いためただ指を咥えて見ているだけなのです。皆様はワカサギ釣り等如何な物でしょうか。

 先日実家の新潟まで母親の顔を見に行ってきました。まだまだ昔の母の思いが強いので、いつまでも達者でいるものとついつい連絡も留守がちにしているのですが、部屋はストーブ(天然ガス)で熱くして、こたつに入り背中を丸めている姿を見ると、老いた母には孝行を何一つしていない自分に気がつき、恥ずかしく、目元が潤んだ思いでした。
 農作業も手仕事ひとつで、鍬と鎌を持ち腰をかがめ苦労をしただろう時代。ワラ、薪を焚き、朝早くから炊事、洗濯板で洗い物、娯楽などお呼びもつかないあの頃、永い闘病生活の父の看病等に精魂使い果たし、今は少しでも楽が出来るかと思えば足腰弱く不便になり動けないと言う82歳の母。
それでも楽しみにしているのが、隣近所のおばあさん達とのお茶飲みと昔話。そして、孫達との喧嘩でしょうか。秋田まで遊びに来ても、やはり住み慣れた家が良いと帰って行く、そんな母を見て、何時までも元気で長生きしてほしいものと願ってやみません。
 桜の花が膨らむ頃には、大潟村にも老人特別養護施設「ひだまり苑」も開設します。
94歳になる祖母もお世話になる予定で、家庭的な雰囲気であたたかい所で、友達と一緒に過ごしてほしいものです。忙しさにかまけて祖母、母には心配をかけっぱなしで、いまだに孝行出来ない愚息ではありますが、母の背中を思い出す度に、私も家族のあり方などを考えている最近です。
「鬼は外、福は内」大きな声で福を呼び寄せてみたいものです
皆様方の益々のご健勝をお祈りし、こまちの里を宜しくお願い申し上げます。

  ― うすらい薄氷や かた潟にい没りひ陽を しばしお置く ― こまちの里