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| 第148号 平成17年1月1日発行 |
| メンバーより一言 (太田 稔 ・ Miinoru Ota) |
| 新年 明けましておめでとうございます。 今年もまた皆様にとって良い事づくしの、すばらしい年となりますよう、ご祈念いたしております。日頃より皆様とはお顔を合わせる事もなかなか出来ず、大変申し訳ございません。せめてこの「里だより」が、皆様との心の架け橋となれればと思っております。どうぞ今後ともご愛顧賜りますよう、よろしくお願いいたします。 さて、秋田の名物料理といえば色々ありますが 、そんな秋田の料理と私のエピソードをちょっとお話させて下さい。● しょっつる鍋=これは塩汁鍋とも書き、はたはた(という県魚)を樽で塩漬けし、熟成発酵させた魚醤(魚味の醤油?)で作る鍋でして、寒い秋田ではとても喜ばれる料理です。ちょっとした料理屋さんなどでは、材料と水を入れた 桶の中に真っ赤に焼けた石を一気に投げ入れる石焼き鍋という調理法で出す所もあります。こうすると桶の中は瞬時に沸騰し、石どうしがゴツゴツとぶつかり合い、立ち込める湯気で部屋中に、もやがかかるという豪快な漁師料理なんですね。ちなみに子供の頃この料理を初めて見た時、頭に浮かんだのは…さしずめ地獄の三丁目あたりだった。 ● だまっこもち=これは、基本的に「きりたんぽ鍋」のバージョン違い?でして、きりたんぽは半殺しにしたお米を竹の棒などに塗りつけて焼きますが、だまっこは手のひらでピンポン玉くらいに丸めるものです。秋田では新米が出来ると「あんだどこ、だまっごやっだが?」(貴方の家では、もうだまっこ鍋は作りました?)と、言うのが挨拶になります。ちなみに、秋田では、野球やバレーボールなど全ての球技関係の一年の玉納めには、この「だまっこ鍋」と相場が決まっている、これホント。 ● いなにわうどん=これはいわずもがな、手作り高級乾麺でして、日本三銘うどんとして知られています。茹で上がった麺は腰が強く半透明で、なめらかな舌触りと、のど越しがよく、私ども秋田の人間でもあまり口に出来ません。製法は、腰の強く仕上げた生地を、2本の棒にかけ、それを潰し、伸ばし広げて乾燥させるものですが、棒にかける時には手によりを掛け…じゃなくて、手でよりをかけながら、丁寧に作ります。ちなみに私の家では、棒にかかっていた曲がった部分(切り取った端っこ)しか食卓に上らない…ざんね〜ん。 その他にも面白いところでは、ほうき草の実の、通称畑のキャビアこと「とんぶり」や寒い時期に切り餅を縄に縛って軒先に吊るす、天然のフリーズドライ「凍みもち」とか、たくあんをわざわざ燻製にしてしまう「いぶりがっこ」や、天然記念物の比内鳥…のF1で、作る「きりたんぽ」などなど、所変われば品変わるといった具合に、秋田でも面白い食文化があります。どうぞ皆さんも秋田へ遊びに来られた際は、是非こんな名物を楽しんでいって下さいね。 「名物に○○○物なし?」…いや、そんな事はありませんゾ! |