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| 第162 平成18年2月号 |
| メンバーより一言 (大川 澄雄 ・ Sumio Okawa) |
| 記録的な豪雪に見舞われました日本列島、お亡くなりになられた 方が百数名と言う大変お気の毒な年明けでございましたが、ここ二月に 入りまして、ほの暗い雪雲の空にも心なしか、ほんのりと春を呼ぶよう な明るさを帯びてまいりました。「お〜い、春よ早く来てけれ〜」そんな 声がどこからか聞こえてきそうな静かな北国・・・・・。 ![]() 大雪にすっぽり入り込んだ正月、幸いテレビなるものがございまして、暗いニュースもございましたが、本当に心を打つ番組もございました。実は私の大好きな番組もございまして、日頃は日中に放映されて見ることは出来ませんが、幸い私の娘(もう30うん歳になるんですが、まだ嫁に行かないんですよ、困ったもんです。体壊して今家事手伝いをしておりますが・・・おっと愚痴ですね)が私の大好きを知ってましてビデオに撮っててくれるんです。ありがたいっ・・・・・。 この大雪の正月の中、この番組(実は特集だったんですが・・・)を決して見逃さなかった私目、さて、その番組の名は・・・そうです「田舎に泊まろう」なんです。 見ましたみました、そして泣きました。皆様も勿論ご存知でございましょうが、有名なスターの方が田舎を訪ねて、四苦八苦しながら一晩泊めて頂く番組なんですが、そんな一晩と言う僅か数時間の中に繰り広げられる心のドラマ、人情の深さともうしましょうか、短い時間の中で、あたかも幼い時から一緒に住んでいたかのように、永遠に忘れない思いにさせるのは何故だろうか。そして、別れの場面でのあふれる涙、名残り惜しさ、辛さ、侘しさ、思いやり。人は皆持っているはずの心の原点を呼び起こしてくれたのです。 もう、本当に感動したのは、鹿児島県の離島、甑島の一人居のおばあちゃんの家を訪ねる、ある女優さんとの再会でありました。お人よしのしっかりした92歳のおばあちゃん、それは2年前の「田舎に泊まろう」の出会いから今回の再会だったのです。 そのおばあちゃんを見ておりましたら、様々な情感、感動が思いと共に湧いてきて、涙が止まりませんでした。お別れの時、おばあちゃんの心からの寂しさ、仕草、皺くちゃ(全くもって失礼ですが)の顔でじっと一点を見つめておられる目、すっと流れる涙、涙ぐむ女優さんとの無言のしばしの時・・・。きっとおばあちゃんが言いたかったのは「もうこれが最後かも知れない」と告げたかったのでは・・・。でも気丈に再々会を誓ったのですが、私はそのおばあちゃんに本当の心の原点をみた、心底そう思ったのでした。 視聴者も一緒になって感動の涙に浸させる、それは何故だろうと思います時、私事ではありますが、35年前、片田舎を惜しみつつ遠い八郎潟干拓地に向かった、その懐かしい想いが心にあると思うのです。田舎の良さ、懐かしさ、人情・・・その人の尊い心の原点にきっと遇える、いつか遠い、かの田舎に戻って見たい、そんな思いがするのです。 |