第165  平成18年5月号  

メンバーより一言 (太田 稔 ・ Minoru Ota)
 風薫る五月、心地よい春風に襟元をくすぐられる頃、皆さんお元気ですか!この「一言」が皆さんの所へ届く頃は、農作業も架橋を迎え耕起・代掻き・田植え…と、矢継ぎ早にやってくる作業に翻弄されている事でしょう。でもでも負けません、頑張ります!

 さて、昭和の三種の神器といえば、洗濯機・テレビジョン・冷蔵庫ですよね!我が家でも、家にテレビがやって来た時は、興奮しました。画面からは相撲中継やプロレスが流れており、デストロイヤーの反則技に目を覆い、ひょっこりひょうたん島のドンガバチョを尊敬してました。
そんな三種の神器ですが、こと農業、特に稲作農家に関して云わせて頂けるなら、何といっても耕耘機・田植え機・脱穀機・です、絶対!という事で、今回は農機具の今昔物語です。

● 耕耘機=田んぼを耕す機械ですが、昔はクワで耕していましたが、その後スキというものを馬や牛によって引っ張り、その後エンジン付の耕耘機が開発されました。でも、今はトラクタという物に進化しました。更に今、水田農家では、ゴムのキャタピラが付いたトラクタが大ブレーク!そして更に、まっ直ぐ飛ぶレーザー光線を利用して田んぼを平らにしたりしてます、ハイテクです、凄すぎます。

● 田植え機=字のとおり田植えをする機械ですが、以前はもちろん手で植えてました。しかし、歩行型を経て今では乗用型の10条(10本)植えがアタリマエになり、更に肥料や農薬散布まで同時に作業してしまう物が出回ってます。そして更に、今ではGPS(車に付いてるカーナビゲーション)の原理を使って、田んぼの中を無人で植える田植え機も開発中とか!考えられません、最強です…。

● 脱穀機=収穫した稲から、モミを分離する機械ですが、昔は「千歯こぎ」というクシのオバケみたいなので、人力で頑張っていましたが、脱穀機・ハーベスタという奴を経て、今ではコンバインという機械に成長しました?最近のこいつはスピードが速く、怖くて途中で機械から降りる事は不可能です。まして現在の作業状況を、おねーさん風のアナウンスで知らせてくれます。たまに間違って返事をしてしまうとか…

こんな、ハイテクの神器達ですが、問題もあります。次にその点を表にしてみました。
機械・作業名 課  題  点
牛・馬 とっても可愛いが、こと仕事となると、云うことをきかない奴らが多い
トラクター ハイテク過ぎて頭がパニック。更に、高値ばく進中の燃料を、湯水の如く喰う!
人力植え 人手の確保に難あり。人夫頭の仕切り婆さんの機嫌取りに神経が磨り減る。
田植え機 今更これ無しでは考えられないが、余りの故障の多発に、円形脱毛症を考慮!
手刈り カマを研ぐワザが必要。腰痛にて針灸院への通院費の事前確保が必至。
コンバイン 快適な作業に、居眠り運転で検挙の可能性大。それ以前に壱千萬円超は反則!

考察:体が資本の百姓は、ある程度の機械化は致し方ないが、今後は自分の歳を考慮しながら慎重に選択すべし。そして、ハイテクは財テクにはならない点を重要に受け止めるべし。

という事で、結論と致しましては、こんなしょうもない事を考える暇があるなら、とっととお仕事しなさい!って事ですね・・・

     早乙女は 遠きまぼろし 田植えかな