第176  平成19年4月号  

メンバーより一言 (太田 稔 ・ Minoru Ota
 春四月、長かった冬に終止符が打たれ、北国にもようやく春の足音が聞こえて参りました。冬枯れた木々は一斉に芽吹き、草原の若葉は萌える。潟に棲む小魚や蛙が目覚め、小鳥たちは青空の下、愛を奏でる。そんな、ごく普通の「春」の情景に無性に胸ときめくのは、やはり厳しい北国に住む者の性なのか…。

昨年は48(ヨンパチ)豪雪に次ぐ厳しい冬に続き、一転今年は観測至上稀に見る暖冬、更に3月に入るとまた厳しい冬に逆戻りという三歩進んで二歩下がる、ここ秋田の遠慮がちな「春」の始まりです。まあ、それもこれも近年騒がれている異常気象の産物なのかもしれません。
昨今「異常気象」という言葉自体がごく普通に使われ、なんら違和感なく生活している私たち人間には、慣れ事化してしまっている気がする。まして昨年までのエルニーニョ現象から一変、今年はラニーニャだそう。どこの猫の事やら…。

 《りんご・ゴリラ・らっぱ・パンダ・だっぴ・ピンチ・地球温暖化・海面上昇・うだるような暑さ・砂漠化・干ばつ・続く異常気象・移ると怖い伝染病・ウルトラな食糧不足・崩れる生態系・生き物の絶滅・つ、つまりこれが温暖化の連鎖反応…》などと以前、気の利いたCMがメディアから流れていましたが、何か現実めいてきたと云いますか、近未来に見えてきたような気がするのは、私だけでしょうか。いずれ自分たちにも出来る事から頑張りましょう。とりあえず小さな事からコツコツと。

以下(↓↓↓ =・・・は、秋田弁訳です)  
ネイガーっす!

 こんな「異常気象」を引き起こしている元凶が実は「悪の組合長ヒヤミコギ=怠け者」率いる「ホジナシ怪人たち」だっ!というのが秋田のご当地ヒーロー《超神ネイガー》の言い分。実はこのネイガーとは、仮面ライダー的な秋田県版オリジナルヒーローなのです。それは、なまはげをモチーフにし「わりい子はいねいが〜」の、ネイガーだそうで、アキタ・ケンなる人物が、豪石(ごしゃぐ=怒る)の掛け声とともに変身し、秋田の平和を守るために日夜戦っているそうである。
しかし、驚かされるのはネイガーなるヒーローが人間ではなく神をも超えてる事。更に肩には出刃包丁、武器はきりたんぽソードやぶりこガン、かまくらナックルなど、しかも乗ってるバイクは、はたはた型で燃料はしょっつる(塩魚汁)だって、んなアホな…。

その悪の集団とは「戦闘員ホジーネ」を筆頭に「怪人ボッコレタマグラ=自己中心的な考え」「怪人ハンカクサイ=わがまま」「怪人メクセグネイガー=嘘っぽくない?」「怪人ホイドタガレ=もののけ?」等々。更に「怪人カマドキャシ=無計画さ」においては『おめがッ泣ぐまでカマドをキャスごどをやめねぇッ!』と、のたまうそう、たまりません。しかし主題歌を水木一郎が歌い、全国紙にその姿が掲載されるようになり、更には海外へのヒーローショー出演もあり、今や引っ張りだことの事、いやはや素晴らしい!但し、異常気象を鎮圧できるかどうかは、甚だ疑問ではあるが…。いずれこれからも、「ごしゃでけれネイガー!」やれやれ。

        孫の手も 機の中にあり 田打ちかな