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| 第183 平成19年11月号 |
| メンバーより一言 ( 大川 澄雄 ・ Somio Okawa) |
| 猛暑に見舞われました日本列島、みちのく秋田も決して例外ではございませんでした。 その中で、なお暑く燃えた、まさに感動の「秋田わか杉国体」、可愛いマスコット、「スギッチ」の爽やかな笑顔とともに、無事閉幕致しました。ご出場の皆様、そして沢山の応援を下さいました皆様、大潟村にとてもステキな沢山の思い出を残して頂きました。いつまでもやさしく耳奥に残ることでございましょう。誠に有難うございました。 ![]() さて、「こまちの里」も創立16年目を迎え、毎月ご愛読頂いております「こまちの里だより」も183号を数えました。前にもご紹介致したことがございますが、様々な風物、原風景、こまちの里の出来事を誠に愚句ではありますが、毎号下の方にちょっぴり紹介しております俳句を辿りまして、収穫の秋、そして初冬までの風情をご紹介致したいと存じます。 ◎ 稔り穂を つつみてやさし 残照かな ◎ 新米に 添えるこころや 皆様へ 収穫、これ程「ほっ」とする作業はございません。夕方、露の下りるまで刈り取りをする訳でございますが、短い秋の入り日のあと、仄かに残る温かい残照、何とも言えない穏やかな里の秋を感じます。そして、心を込めてお送りさせて頂きます「あきたこまち」、皆様から「美味しかったよ」とお聞き出来た時の感激、安堵、もう感無量でございます。 ◎ 捨て案山子 誰か待ちたる 顔をして ◎ 夕焼けや 亡き父母の 笑みの色 ◎ ひこばえの 色さびゆけり 淡き日よ ◎ 豆殻の はじく音(ね)澄みて 小春かな 刈りあとの静けさは、寂しささえ感じます。その中に、役目を終えた「案山子」たち、もうその姿に感謝です。この時期の北国の夕焼け、ほんとに燃えるように赤く、温かくやさしい父母の懐のようです。そんな私の父母もすでに他界致しました。 ◎ 田も畑も 眠りに就きぬ 雪掛けて ◎ 深霜や つんとイタチは 見て通る ◎ 根雪見て 省みる日の 農日誌 ◎ 皆様の 心で満たす 蔵の米 晩秋も過ぎ、やがて白いものが降り始めます。北の初冬の訪れは本当に早く、瞬く間にあの刈田が純白の雪に埋もれてしまいます。まるで、その雪を掛け布団にして眠る田畑たち、「ご苦労様っ、ゆっ〜くり、お・や・す・み・・・」と労わずにはいられません。 ここ大潟村は干拓当時、ネズミの繁殖を防ぐためイタチを放したんですね。今でもチョロチョロ。時には凍てつくような澄んだ空気の中で、止まってじーと見つめている姿、とても可愛いものです。また吹雪く日は、部屋で日誌を見ての反省もかかせない日課です。 平成16年、台風による塩害で大打撃を被り収量も著しく減収致しました。でも温かい皆様のお心で、米蔵が一杯に満たされた思いが致しました。これも決して忘れることの出来ない思い出でございます。こうして生きて行けますのも皆様のお陰と心底思いつつ・・。 |