11月号  平成12年11月4日 発行


メンバーより一言  (早津 一仁・はやつ かずひと) 

「もみじの葉っぱも真っ赤だなあ〜♪」
みちのく秋田は、今が紅葉真っ盛りです。寒さに比例して木々の色づきが増しますので、今年は今まで暖かく推移しており、今がちょうど見頃かと思います。

 いつも大変お世話になっておりますこと、家族一同感謝致しております。収穫後の後片付けや機械整備など、雪の降る前の残された仕事に追われております。秋田では、全国でも例のない農業の祭典「秋田県種苗交換会」が、県内持ち回り会場で開催されております。今年は秋田市を中心に11月1日より始まり、水稲、野菜、果樹など約2600点もの農産物が出品されているそうです。この交換会は、今年で123回目を数え、都道府県レベルでは最大規模の農業の祭典で、農産物審査、農村の健康を考える集い、消費者が参加する「食と農のフォーラム」、農業機械の展示など様々な催しを一週間繰り広げます。私たち生産者においては、一年の総決算と反省の場となり、来年に向けた新たな情報収集の場でもあります。

 「天の恵み」のお話を二つほどご紹介致します。「柿」には「甘柿」と「渋柿」があることは勿論ご存知のことと思います。形が四角っぽく、どちらかというと厚みがない、一般的にお店に並ぶのが「渋柿」で、渋を抜くために焼酎に浸けたりします。一方「甘柿」は、全体が丸みを帯びて、尻がとんがったものが多く、もぎたてでも十分食べられます。中身が黒い斑点となっていることから「ごま柿」と呼ばれることもあります。この「甘柿」は、北限が新潟・福島と言われております。ですから、両親の出身地である新潟から持ってきて植えても、実はつけるもののごまが入らず渋が入ったまま甘くなれませんでした。そんな柿の木が今年はいまだかつてないくらい沢山の実をつけてくれました。「どうせ……」という感じで柿もぎをしてみると、何か違うような気がしたのです。かじってみるや渋くなく、ごまも入っているではありませんか。秋田で30年目にして初の「甘柿」誕生です。
 わが家では恒例の「さつまいも掘り」大会ですが、二人の娘とばあちゃんの悲鳴とも聞こえる歓声に目を疑いました。目測ではありますが、太さが15pのものや、長さが50pもある巨大なさつまいもが何本も発見されました。すぐさま籾がらや藁を持ってきて、「焼き芋」にして食べました。煮物や天ぷらなど味は最高で、家族で美味しく食べております。
いずれにしましても、秋田らしからぬ高温と日照時間に恵まれたおかげと思っております。

 これから寒さに向かいますが、お風邪など召さぬようお身体ご自愛下さい。どうぞ、今後とも変わらぬご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
   
いなごふたつ ぽとり落として 冬来たる